前回の記事では、
BC州の公立高校には日本のような入学試験がなく、英語ができなくても入学できるというお話をしました。
その理由の一つが、**ESL(English as a Second Language)**という英語サポートのクラスがあるからです。
では、このESLとはどのような授業なのでしょうか。
ESLとは、英語を第一言語としない生徒のための英語クラスのことです。
カナダの高校には、留学生や移民の生徒など、英語を母語としない生徒が多く在籍しています。そのため、多くの学校でESLのプログラムが用意されています。
このクラスでは、英語の文法や語彙だけでなく、
授業で必要になる読む・書く・聞く・話すといったスキルを総合的に学んでいきます。
また、学校生活の中で使う英語や、エッセイの書き方、プレゼンテーションの方法なども学ぶことができます。
ESLは通常、いくつかのレベルに分かれており、生徒の英語力に合わせてクラスが決まります。
その最初のクラス分けを行うのが、前回お話しした英語のテストです。
多くの学校では、学期が始まる前に新入生向けのオリエンテーションが行われます。留学生はまずこのオリエンテーションに参加し、英語テストを受けたり、学校生活についての説明を受けたりすることからスタートします。
留学開始直後の学期は、ESLの授業は必須になります。
ESLのクラスと並行して、数学や社会などの授業を履修する生徒もいますが、最初の学期は主要教科の履修を1科目程度にしたり、英語力がまだ十分でなくても比較的取り組みやすい科目を選んだりすることが一般的です。
そして英語力が伸びてくると、徐々に主要教科(英語・理科・社会・数学)の割合を増やしていきます。
最終的にはESLを修了し、現地の生徒と同じ一般クラスのみで授業を受けるようになります。
つまり、ESLは英語に自信がない生徒が、無理なく高校の授業についていけるようにするためのサポートクラスなのです。
では、実際にESLはどれくらいの期間受けることになるのでしょうか。
次回は、ESLはどれくらいで終わるのか?
日本人留学生の一般的なケースについてご紹介します。
